チャールズ・カオ氏死去 香港のノーベル賞受賞者

 チャールズ・カオ氏(香港中文大元学長、ノーベル物理学賞受賞者)香港メディアによると23日、香港の医療施設で死去、84歳。アルツハイマー病を患っていた。

 光ファイバーの実用化に貢献したことが認められ、09年に米研究者ら2人と共にノーベル物理学賞を受賞した。

 33年、中国上海生まれ。40年代に香港へ移住。60年代に英国で、ガラスを使って光の信号を遠距離まで届ける手法を研究し、光ファイバーの基本原理を開発した。その後香港に戻り、87―96年に香港中文大の学長を務めた。(香港共同)


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