戊辰150年、先人しのび式典 会津若松市

 薩摩、長州両藩などが中心の明治新政府軍が旧幕府軍と戦った戊辰戦争(1868〜69年)の激戦地の一つ、福島県会津若松市で22日、戦いに敗れて苦難の歩みを強いられた先人をしのぶ「戊辰150周年記念式典」が開かれた。

 式典は、旧幕府軍の主力だった会津藩が新政府軍の攻撃を受けて降伏、拠点の鶴ケ城を開城した日に合わせて市などの主催で行われた。

 式典の冒頭、参加者が先人に対し黙とう。室井照平市長は「天皇と幕府に忠義を尽くしてきた会津藩が幕末の動乱に巻き込まれた。戊辰の悲劇を乗り越えた先人たちの活躍は偉大な遺産として、私たちに誇りと勇気を与えてくれる」と述べた。


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