中国が貿易協議を取りやめ 米の追加制裁表明で

 【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナルは21日、中国が、貿易摩擦をめぐる米国との協議再開を取りやめたと報じた。関係者の話として伝えた。協議再開を米側が提案していたが、米国が制裁関税第3弾の発動を決めたため、態度を硬化させた。米中の対立は一段と激化しそうだ。

 米中の貿易摩擦を巡っては、中国の劉鶴副首相が率いる代表団が今月下旬に訪米し、ムニューシン米財務長官らと閣僚級の貿易協議をワシントンで開く予定だった。

 だが、米国が制裁関税の発動を決めたことで、中国政府関係者は「(米国の)脅しの下での交渉には応じない」としている。


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