2018年9月21日 19:31 | 無料公開
流通業者から製造を請け負う「プライベートブランド(PB)」戦略で、ビール大手各社の戦略が分かれている。キリンビールとサッポロビールが積極的に手掛ける中、サントリービールの山田賢治社長は21日、共同通信社のインタビューに対し「今後、PBに参画することはあり得ない」と表明した。
サントリーは、セブン&アイ・ホールディングスなどと共同で開発し、両社のロゴを冠する製品は展開するが、自社のロゴが表示されないPB製品は扱っていない。山田氏はPBではなく自社ブランドにこだわる理由を「もの作りの思想や哲学を反映できる度合いで考えても全く違う」と説明した。