北朝鮮、安倍首相の変化見極め 対米交渉を優先

 【ソウル共同】北朝鮮は自民党総裁選で安倍晋三首相が3選を決めたことで、日朝国交正常化や日本人拉致問題への取り組みに変化が表れるか、慎重に見極める構えだ。金正恩朝鮮労働党委員長は20日までの南北首脳会談の結果を踏まえ、当面は対米交渉を優先するとみられる。

 金正恩氏は今年に入り、中国の習近平国家主席、韓国の文在寅大統領とそれぞれ3回、トランプ米大統領と1回会談した。中韓との関係強化で足場を固め、体制保証と非核化を巡る米国との交渉に臨もうとしている。


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