大産大柔道部で体罰、部員大けが 棒で殴打、コーチら解任

 大阪産業大(大阪府大東市)柔道部のコーチが、合気道で使う木製の棒で練習中に部員の手首を殴打し、3回の手術と長期のリハビリが必要となる大けがを負わせていたことが20日、大学への取材で分かった。大学はコーチと顧問を解任し、スポーツ庁に報告した。部活動を停止することも検討したが、部員に非はないとして継続する。

 大学によると、コーチが1人で指導中だった6月15日、部員に対し「タイマーが見えない」と注意。他の部員と会話を続けて気付かなかった部員に立腹し、棒で尻を殴ろうとして、部員の手首に当たった。部員は「コンパートメント症候群」と診断され、一時入院した。


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