マレーシア前首相を再逮捕 ファンド資金流用疑惑

 【シンガポール共同】マレーシアの汚職対策委員会(MACC)は19日、政府系ファンド「1MDB」の資金流用疑惑を巡り、多額の資金を受け取るため職権を乱用した疑いで前首相のナジブ被告を再逮捕した。20日に起訴される見通し。

 MACCによると、ナジブ被告の個人口座に26億リンギット(約700億円)が振り込まれており、1MDBの資金を不正に受け取った疑いがある。これまで同被告は、資金はサウジアラビア王室からの献金だと説明している。

 ナジブ被告は、これまでに資金洗浄罪や背任罪など計7件で起訴されている。


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