自民総裁選20日投開票 安倍氏優勢、石破氏地方票に全力

街頭演説を前に、聴衆に手を振る自民党の石破元幹事長=18日午後、JR名古屋駅前

 自民党総裁選は20日の投開票に向けて最終盤に入った。連続3選へ優勢が続く安倍晋三首相(総裁)は18日、農林水産物の輸出や観光振興による地方経済活性化の実績をアピールした。対する石破茂元幹事長は街頭演説で、アベノミクスの見直しと防災省の新設を訴え、地方票の獲得に全力を挙げた。一騎打ちの両氏の舌戦が熱を帯びた。

 党員・党友による地方票は原則郵送で19日に投票が締め切られる。各地方組織は翌20日に集計。20日午後、党所属国会議員の投開票(405票)と、ドント式で振り分けられた地方票(405票)の結果が公表されその後の両院議員総会で正式に新総裁が選出される。


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