中国、米と同時に報復関税へ 新たな対抗手段も

中国山東省青島市の沖合を進むコンテナ船=13日(AP=共同)

 【天津共同】トランプ米大統領が17日に2千億ドル(約22兆円)相当の対中制裁関税第3弾を表明し貿易赤字削減へ大幅な譲歩を迫ったのに対し、中国商務省は18日、報道官談話を発表し、米国と同時に報復関税を課すと発表した。「両国間協議に新たな不確実性が生じた」と強調。月内に再開予定の閣僚級協議が中止となる可能性が出てきた。中国の全製品に制裁対象を拡大する場合に備え、新たな報復手段も検討しているとみられる。

 第3弾制裁が24日に発動されることで、中国からのモノの輸入額のほぼ半分に追加関税が課されることになる。


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