悪役俳優八名氏「映画で元気に」 熊本地震テーマに自主製作

映画「駄菓子屋小春」の完成を報告する俳優集団「悪役商会」の代表八名信夫さん=18日午前、熊本県庁

 俳優集団「悪役商会」の代表八名信夫さん(83)が熊本地震の被災地を舞台にした映画「駄菓子屋小春」を自主製作し、18日、熊本県庁で完成報告の記者会見を開いた。被災者が前を向いて生きる姿を描くことで熊本を元気にしたいとしている。熊本のほか、西日本豪雨や東日本大震災の被災地でも上映する。

 映画は約2時間で、地震から約1年たった熊本市内の商店街にある駄菓子屋を地域の人たちが守るストーリー。3月下旬から約1カ月間、熊本市のほか、震度7を2回観測した益城町や宇土市で撮影した。八名さんは監督や脚本を手掛け、映画にも出演している。


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