苫東発電所1号機、夕にも再稼働 北海道の地震で停止、12日ぶり

北海道電力が再稼働させると発表した苫東厚真火力発電所1号機(左下)=12日、北海道厚真町(共同通信社機から)

 北海道電力の藤井裕副社長は18日午前、札幌市内で記者会見し、地震で損傷して停止した主力発電所の一つ、苫東厚真火力発電所1号機(厚真町、出力35万キロワット)を夕方以降に再稼働させ、同日中に安定的な運転に移行すると発表した。6日未明の地震発生以来、12日ぶりの運転再開となる。

 世耕弘成経済産業相は18日の閣議後記者会見で、全域停電(ブラックアウト)を検証する第三者委員会の初会合を21日に開くと明らかにした。原因究明が本格化する。

 藤井氏は定期点検で停止中の火力発電所の点検スケジュール前倒しなどについて「一日も早く行いたいと鋭意取り組んでいる」と強調した。


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