汚職調査委員長の再入国で仮処分 中米グアテマラの憲法裁判所

 【リオデジャネイロ共同】中米グアテマラの憲法裁判所は16日、汚職撲滅などを目的に国連との合意に基づき設置された独立調査委員会のコロンビア人の委員長について、再入国を認めるようモラレス大統領に命じる仮処分を出した。モラレス氏は4日、検察と共に同氏の選挙資金不正疑惑を捜査していた委員長の入国を禁止したと発表していた。

 入国禁止となったのは「グアテマラ無処罰問題対策国際委員会」のベラスケス委員長。政府は委員会も8月末に事実上の活動停止に追い込んでいる。これに対し、国際社会からの非難や市民の抗議デモが続いていた。


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