70歳以上、初の20%超え 高齢者人口が最多更新

 敬老の日を前に総務省が16日発表した人口推計(15日時点)によると、70歳以上が前年から100万人増の2618万人で、総人口の20・7%を占め、国民の5人に1人に相当する割合を初めて超えた。高齢者(65歳以上)は44万人増の3557万人となり、過去最多を更新。うち女性が2012万人と2千万人台に達し、男性の1545万人を大きく上回った。

 70歳以上の20%超えは団塊の世代(1947〜49年生まれ)が2017年から70歳を迎え始めたことが影響した。社会保障制度の見直しや働き手確保など、超高齢化社会への早急な対応を迫られている現状が改めて浮き彫りになった。


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