2018年9月15日 15:39 | 無料公開
マティス米国防長官
【ワシントン共同】マティス米国防長官が10月に中国を訪問する方向で調整に入ったことが15日、分かった。複数の米政府関係者が明らかにした。実現すれば6月に続く訪中で、就任後2度目。非核化を巡る米朝交渉が停滞する中、北朝鮮に核放棄を迫るため制裁逃れの取り締まり強化などを中国に要請する可能性がある。
関係者によれば、10月中旬にシンガポールで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)拡大国防相会議の前の訪中を検討しているが、最終決定ではなく変更の可能性もある。貿易摩擦の激化により米中関係が冷え込む中、防衛面で一定の信頼醸成を図る狙いがありそうだ。