東京円、111円台後半 

 14日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台後半で取引された。

 午後5時現在は、前日比35銭円安ドル高の1ドル=111円82〜84銭。ユーロは1円56銭円安ユーロ高の1ユーロ=131円04〜08銭。

 朝方は、トルコの大幅利上げで新興国通貨への不安が和らいで円安が進み、約1カ月半ぶりに1ドル=112円台を付けた。その後、金融正常化に意欲を示した安倍晋三首相の発言が伝わると円売りの勢いが鈍化した。

 市場では「トルコの利上げは新興国通貨にとって一時的な処方箋にすぎず、米中の貿易摩擦も必ずしも楽観視できない」(外為ディーラー)との声があった。


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