フランス国鉄、自動運転開発へ 25年以降に実用化

 【パリ共同】フランス国鉄(SNCF)は12日、国内外の大手企業や研究機関と共に2023年までに在来線の普通列車や貨物列車の自動運転の実用化に向けた開発を行うと発表した。25年以降の実用化を目指す。

 飛行機や自動車の利用と競い、鉄道市場の拡大につなげるのが目的で、SNCFのペピ総裁は記者会見で「コスト(削減)とサービスの質(向上)の二つの課題に応える将来の鉄道だ」と指摘。列車数を30%増やせると見込み、定時運行が確実になると訴えた。

 フランスではパリ地下鉄の一部路線などに無人自動運転を既に導入。日本では東京の「ゆりかもめ」などが無人で運転されている。


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