東工大が授業料を独自値上げへ 19年度、学部で「国立初」

 東京工業大(益一哉学長)は12日、2019年度以降に入学する学部生と大学院生の授業料を、文部科学省が定める標準額に沿った53万5800円から独自に値上げすると明らかにした。13日に正式発表する。同省は「国立大の学部授業料で、標準額を上回る額が設定されるのは初ではないか」としている。

 国立大の授業料は、経済情勢など勘案して国が標準額を設定し、各大学は最大で標準額の2割増までの範囲で個別に金額を決められる。東工大は具体的な金額を明らかにしていないが、増収分は施設整備などの教育環境の充実に投じるとしている。


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