サイバー攻撃対策で共同訓練 ASEAN中心に15カ国参加

 社会・産業インフラへのサイバー攻撃の脅威が世界的に高まる中、日米政府とアジア諸国などが連携した対策強化のための共同訓練が東京都内で開かれている。12日には工場の冷却システムの模擬装置を使ってハッカー攻撃の手口を知る実習があり、東南アジア諸国連合(ASEAN)中心に15カ国の政府関係者ら約40人が参加した。

 この日の演習は、経済産業省の人材育成機関「産業サイバーセキュリティセンター」の施設で実施。水槽などを組み合わせた模擬の冷却システムを6人一組で使い、ハッカー役の1人がパソコンを操作し、水位計の表示を変えずに、水槽の水を空にするという攻撃を再現した。


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