はやぶさ2、着陸リハーサル中止 機体に問題なし

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、探査機「はやぶさ2」が小惑星りゅうぐうへの着陸リハーサルを行ったが、小惑星との距離の計測がうまくいかず中止したと発表した。探査機の機体に問題はなく、搭載した高度計の設定を見直すなど、手順を再検討する。

 JAXAによると、リハーサルは10月下旬の着陸までに行う予定だった2回のうち1回目で、小惑星の上空20キロから40メートル以下まで近づこうとしていた。しかし、高度600メートル付近で探査機と小惑星の間の距離がうまく計測できなかったため、探査機自身の判断で降下を中止した。


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