2018年9月12日 17:05 | 無料公開
消費者庁は12日、高齢者の転倒や転落事故が後を絶たず、多くは自宅で起きているとして、敬老の日を前に注意を呼び掛けた。「生活環境に危険な場所がないかを確かめ、原因になり得る所を減らす工夫が必要」と促している。体の衰えに伴う事故の恐れもあり、体の状態を正しく把握する重要性も指摘している。
東京消防庁の統計を分析した。2016年に東京都内で救急搬送された高齢者7万2198人のうち、原因別では「転ぶ、落ちる」が5万8351人で約8割を占めた。
発生場所別では自宅や介護施設など「居住場所」が3万3654人で最も多い。内訳は居室1万4524人、階段3185人など。