日本、商業捕鯨再開を要請 IWC総会、機能回復訴え

 【フロリアノポリス(ブラジル南部)共同】ブラジルで10日開幕した国際捕鯨委員会(IWC)総会は協議初日を終えた。日本は一部鯨種の商業捕鯨再開と決定手続きの要件緩和を盛り込んだ提案を受け入れるよう要請。加盟国の対立で重要な決定ができない状況を打開し、機能を回復させる必要性を訴えた。

 2日目となる11日午前は、ブラジルなどが提案した南大西洋でのクジラ保護区設置を議論し、捕鯨支持国が「提案は科学的ではない」(日本)などとして反対する考えを表明した。


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