三和のシャッターで不適合 小中学校中心、760施設

 国土交通省は11日、三和シヤッター工業(東京)の防火シャッターの一部が、国の認定した仕様に適合しない製品だったと発表した。不備があったのは人が挟まった際に安全を確保する装置で、小中学校を中心に760施設に設置されていた。

 三和シヤッター工業は9月末までに改修を終えるとしている。国交省によると、シャッター下部に取り付ける布状の装置が国の仕様に適合しておらず、火や煙を遮断できない恐れがあった。2007年7月以降に出荷されたものが対象。

 760施設の内訳は学校が706、工場・倉庫が53、事務所が1。国交省は所有者への説明や再発防止策の提出を同社に要請した。


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