日本の教育公的支出は最低 15年のOECD調査

 経済協力開発機構(OECD)は11日、2015年の加盟各国の国内総生産(GDP)に占める小学校から大学までに相当する教育機関への公的支出の割合を示す調査結果を公表した。日本は2・9%となり、比較可能な34カ国中で前年に続き最も低かった。OECD平均は4・2%。

 一方で、日本の子ども1人当たりの教育経費は小学校から大学までで1万2120ドルかかり、各国平均の1万391ドルを上回った。教育費が比較的高いのに公的支出の割合は少ないことで、家庭負担に頼っている現状が浮かんだ。


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