函館・五稜郭の石垣、一部崩落 震度5弱、6日の地震が原因

一部が崩れ落ちた、五稜郭跡の堀の石垣=11日午後、北海道函館市

 北海道函館市の国特別史跡・五稜郭跡の石垣が一部で崩れ落ちているのが見つかった。市は「震度5弱を観測した6日の地震が原因」としており、詳しく調べる。

 市によると、五稜郭南西側の堀の石垣が幅約6メートル、高さ約2メートルにわたって堀の水中に崩れ落ち、土台の土がむき出しになった。市職員が地震当日の6日に確認した。

 石垣は築造から150年以上が経過。今回の崩落箇所では以前から石組みがずれるなどしていたため、市は今秋から石を取り外して組み直す工事を予定していた。地震前から付近は立ち入り禁止で、けが人はなかった。


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