司法試験に1525人合格 3年連続減少、合格率は増

司法試験の合格発表で法務省の掲示板前に集まった人たち=11日午後

 法務省は11日、2018年司法試験に、昨年より18人少ない1525人が合格したと発表した。3年連続の減少で、新試験に完全移行した12年以降で最低となった。一方、合格率は2年連続で上昇し、3・25ポイント増の29・11%だった。

 受験者数は729人減の5238人。法曹志望者の減少が主な要因とされる。政府は15年、年間合格者数の目標を「1500人以上」に下方修正しており、かろうじて達成した形となった。

 合格者は男性1150人、女性375人。平均年齢は28・8歳で、最年長は68歳、最年少は19歳だった。


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