米、ICC判事に制裁警告 戦争犯罪捜査請求に反発

 【ワシントン共同】ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は10日、ワシントンで講演し、国際刑事裁判所(ICC、本部オランダ・ハーグ)がアフガニスタン戦争を巡り米兵らの戦争犯罪に関する捜査を開始すれば、判事や検察官を米独自制裁の対象に指定すると警告した。

 ボルトン氏は「米国は自国民や同盟国を守るために必要なあらゆる措置を取る」と強調した上で「もし捜査を始めれば、判事や検察官の米国入国を禁じ、米国内の資産を凍結し、米国の法廷で彼らを裁くことを検討する」と“脅迫”した。


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