12日も計画停電回避へ 大手電力の災害対策を点検

 経済産業省は10日、北海道の地震で道内の電力供給力が不足している問題で、地域を区切って電力供給を順番に止める計画停電は11日に加え12日も実施しない予定だと発表した。13日以降については火力発電所の復旧や節電の状況を見て判断する。10日の節電実績はおおむね10%台半ばで推移。平日の日中は引き続き2割の節電を要請した。

 菅義偉官房長官は10日の記者会見で、地震で道内全域が停電した問題で「全国もどうなるか分からない。総点検が必要だ」と語り、全国の大手電力に災害時の対応が万全か確認する考えを示した。土砂崩れで立ち入りが困難な地域を除き停電は解消したとも話した。


  • LINEで送る