診療報酬6千万円超返還へ、高松 保険医療機関の指定取り消しも

 四国厚生支局(高松市)は10日、ミタニ藤田病院(同市)が看護師の数が基準に達していると虚偽申請するなどして、約2824万円の診療報酬を不正請求していたと発表した。記載ミスのカルテなどによる不当請求も約3653万円あり、同支局は計約6477万円の返還を求めた。保険医療機関の指定を来年1月から5年間、取り消す。

 同支局によると、2012年11月〜15年11月、看護職員中の看護師の比率が基準を下回っているのに、基準を満たしたとする虚偽の届け出などを行い不正請求した。

 同支局は資料が不足し虚偽と断定できない分や、カルテの記載ミスは不当請求とした。


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