2018年9月10日 18:48 | 無料公開
「就職問題懇談会」の終了後、取材に応じる山口宏樹座長=10日午後、文科省
国公私立の大学や短大、高専の関連団体で構成する「就職問題懇談会」(座長、山口宏樹埼玉大学長)は10日、文部科学省で会合を開き、経団連の中西宏明会長が2021年卒の学生から就職活動の解禁時期を規定した指針を廃止する考えを示したことに「21年卒については現行のルールを維持すべきだ」との方針で一致した。
山口座長は懇談会終了後、「現行ルールは学ぶ環境への影響が極力抑えられている。急に変えるのは混乱を招くことになり、難しい」と記者団に語った。
会合では、就活の早期化、長期化につながりかねないとの懸念から、何らかのルールが必要との意見が示された。