自民、辺野古移設推進変わらず 反対の根強さ表すと野党

 自民党は9日の沖縄県名護市議選で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設反対派が過半数を維持したものの「移設を推進する方針は変わらない」(幹部)としている。野党は「移設反対の声が根強くあることを表した」(福山哲郎立憲民主党幹事長)として、30日投開票の沖縄県知事選に向けて攻勢を強める構えだ。

 自民党選対幹部は「接戦であり、市民にとって争点は必ずしも基地問題だけではない。沖縄県知事選も同様で、必ず勝利を目指す」と強調した。

 福山氏は「翁長雄志知事の遺志を継いで、辺野古新基地反対の機運が強まっていることを強く感じる。知事選への弾みになる」と述べた。


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