辺野古移設反対派が過半数維持 名護市議選、知事選に影響か

沖縄県名護市議選で当選を決めた辺野古移設反対派候補(前列右から3人目)と万歳する支援者ら=9日深夜、名護市

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設の是非が争点の名護市議選(定数26)は9日投開票され、移設反対派が15人で、過半数を維持した。容認派や反対を明言していない候補らの当選は11人だった。反対派多数の結果は、翁長雄志知事の死去に伴う30日投開票の知事選の行方や、移設計画の進め方にも影響しかねず、安倍政権にとって懸念材料となりそうだ。

 選挙戦には32人が立候補し、移設の是非を巡り激戦を展開した。移設反対派が過半数を維持するかどうかが焦点だった。

 投票率は、市選挙管理委員会の発表で65・04%で、記録のある1970年以降過去最低だった。


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