最高の舞台で歓喜の涙 ハイチ出身者も感激

8日、全米オープンテニスの女子シングルスで優勝し、トロフィーを手にファンに祝福される大坂なおみ選手=ニューヨーク(共同)

 【ニューヨーク共同】最高の舞台で勝利をつかみ、歓喜の涙がほおを伝った。大坂なおみ選手(20)=日清食品=は8日、ニューヨークで行われた全米オープンテニスの女子シングルス決勝でセリーナ・ウィリアムズ選手(36)=米国=を破り、日本女子で初めて四大大会を制した。ベンチに戻ると、両手で顔を覆ってむせび泣き、しばらく立ち上がれなかった。

 試合後、大坂選手が会場脇に設置されたインタビュー席に姿を現して満面の笑みでトロフィーを掲げると、集まったファンから一斉に「ナオミ・コール」が鳴り響いた。

 千葉県八千代市から観戦に来た女性は「一生の思い出になった」と喜びに浸った。


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