2018年9月9日 08:28 | 無料公開
豚コレラのウイルス感染が確認された養豚場で、殺処分の準備をする関係者=9日午前8時4分、岐阜市
岐阜県は9日、岐阜市の養豚場で死んだ豚を検査し、豚コレラのウイルスが検出されたと発表した。県によると、養豚場では3〜8日に計約80頭が死亡。豚コレラはアジアを中心に発生しているが、国内では熊本県で1992年に5頭への感染が確認されて以来となる。残る610頭の殺処分は9日午前に始まり、10日早朝に完了した。農林水産省は豚肉の輸出を停止した。
豚やイノシシ特有の病気で人には感染せず、感染した豚の肉を食べても影響はない。今回の感染ルートは不明。
県によると、養豚場で3日に1頭が急死。県の簡易検査では確認できなかったが、国の精密検査で9日早朝、感染が判明した。