2018年9月8日 16:53 | 無料公開
安倍晋三首相、中国の習近平国家主席
安倍晋三首相が、10日からのロシア訪問時に見込む中国の習近平国家主席との会談で、中国が東京電力福島第1原発事故以来続けている宮城や福島など10都県産の食品に対する輸入禁止措置の見直しを求める意向であることが分かった。習氏から前向きな発言を引き出し、輸出促進につなげたい考え。政府関係者が8日、明らかにした。
会談はロシア極東ウラジオストクで開かれる「東方経済フォーラム」に合わせて行われる。
中国は現在、10都県産の全ての食品と飼料の輸入を停止している。首相は安全性が科学的に確認できた食品は、規制対象から外すよう要請する方向だ。