2018年9月8日 15:20 | 無料公開
広島市安佐動物公園で飼育されていたクロサイの「ハナ」(同園提供)
広島市安佐動物公園で飼育されていたクロサイの「ハナ」が死んだことが8日、分かった。ハナは推定52歳の雌で、飼育されている個体の中では世界最高齢として知られていた。
安佐動物公園によると、ハナは1971年、推定年齢5歳の時にケニアから来園。2016年に当時の世界最高齢記録を更新した。10頭の子どもを出産し、絶滅が懸念されるクロサイの種の保存にも大きく貢献した。
7日夕に体温が低下し、飼育室の温度を上げるなどして対応したが、8日朝に室内で横たわっているのを飼育員が発見した。死因は老衰とみられるという。