厚真町の土砂崩れ、衛星で撮影 JAXA「だいち2号」

衛星だいち2号が地震前と地震後に撮影した画像を合成した、北海道厚真町吉野地区周辺。土砂崩壊が起きた森林を赤色で、崩れた土砂や樹木が積もっている部分を水色で示している(JAXA提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8日までに、6日に起きた北海道の地震を受け、被害の大きかった厚真町付近を陸域観測技術衛星「だいち2号」で撮影した画像を公開した。「非常に広い範囲で多数の土砂崩れが観測された」としている。

 地震発生前の8月23日の画像と、地震後の6日に2回撮影した画像を合成したもの。地形などの変化を色で識別できるようにしている。

 JAXAによると、土砂崩れで森林が崩れ落ちて山肌が出ている部分が赤色で、崩れた土砂や樹木が堆積している部分が水色で示されている。厚真町以外の山間部でも同様の変化が観測されているという。


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