2018年9月8日 06:21 | 無料公開
【ウィーン共同】欧州連合(EU)は7日、非公式の財務相理事会を開き、欧州中央銀行(ECB)の利上げによる影響について議論した。同理事会で金融政策を取り扱うのは異例という。ECBの政策運営に影響を及ぼそうとしている可能性もある。
理事会後に記者会見したEU欧州委員会のドムブロフスキス副委員長は「金融政策の正常化による金融機関や実体経済への悪影響を、どうやって最小化するかが課題だ」と述べた。
ECBは量的金融緩和政策を年内に終了する予定だ。一方、最初に金利を引き上げるのは2019年秋以降となる見通し。