シリア最終局面へ3カ国首脳会議 ロシアとトルコ、イラン

 【テヘラン、カイロ共同】シリア内戦の最終局面となる北西部イドリブ県の攻防戦が迫る中、内戦に関与するロシアとトルコ、イランの3カ国首脳会議が7日、イランの首都テヘランで開かれた。反体制派最後の主要拠点イドリブ県にアサド政権軍が総攻撃を掛ければ250万人超の民間人が巻き込まれる恐れが強く、人道危機回避に向けた政治合意を目指す。

 アサド政権をロシアと共に支援するイランのロウハニ大統領は冒頭「(内戦終結に向け)イドリブ県への軍事行動は避けられない」と強調。反体制派を支えるトルコのエルドアン大統領は「(同県への)攻撃は虐殺につながる」と述べ同県での停戦を求めた。


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