2018年9月7日 21:05 | 無料公開
遺族(左側)らに安全対策について説明する中日本高速道路の宮池克人社長(右)=7日午後、横浜市
2012年12月に9人が死亡した中央自動車道笹子トンネル(山梨県)の天井板崩落事故の遺族は7日、トンネルを管理する中日本高速道路(名古屋市)が横浜市で開いた説明会で、同社が保管している、天井板の下敷きになったワゴン車について「事故の悲惨さを伝えるにはリアリティーが大事。広く一般に公開してほしい」と要望した。
ワゴン車は、同社が川崎市の研修施設に設けた安全啓発室にある。取材に応じた宮池克人社長は「啓発室を充実させたいと考えており、どこにどういう施設を造るか、遺族と相談しながら説得力のあるものにしたい」と語った。