四国電力がイチゴ生産 銀座千疋屋と共同出資

握手を交わす四国電力の佐伯勇人社長(左)と銀座千疋屋の斎藤充社長=7日、高松市

 四国電力は7日、農業法人を香川県三木町に10月1日に設立、イチゴ生産で農業に参入すると発表した。高級フルーツパーラーで知られる銀座千疋屋(東京)や地元農家などと共同出資する。新たな収入源の確保を目指す。

 農業法人は三木町にある農地を借りてイチゴ「女峰」を栽培し、銀座千疋屋にも卸す。2019年12月に出荷を始める予定だ。23年度には収穫量30トン、売上高6千万円を目指す。

 電力自由化や人口減少で電力販売の伸びに期待することが難しいことから、四国電はサービス業など新規事業への進出を続けていて、佐伯勇人社長は「うまくいけば他の産品の栽培も検討したい」と話した。


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