札幌―新千歳空港間の快速再開 主要都市間の特急は見通し立たず

地震の揺れでゆがんだJR北海道の日高線のレール(JR北海道提供)

 JR北海道は7日午後、札幌と新千歳空港を結ぶ快速の運転を再開した。通常は15分間隔だが、車両のやりくりのため30分間隔とした。6日の地震による停電などで全路線の運行を取りやめたが、7日には北海道新幹線の運転を開始。在来線も送電が復旧した区間から順次再開する。ただ主要都市間を結ぶ特急は見通しが立っていない。

 同社によると、千歳線や石勝線、室蘭線、日高線で地震の揺れによるレールのゆがみが計50カ所以上見つかった。札幌市の本社で記者会見した島田修社長は「設備に深刻な被害があれば時間を要するが、貨物列車を含め、できるだけ早く再開したい」と話した。


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