少年に懲役4〜7年判決 高3女子嘱託殺人で東京地裁

 東京都台東区で昨年5月、高校3年の女子生徒=当時(17)=を殺害しマンションに火を付けたとして、嘱託殺人や現住建造物等放火などの罪に問われた元交際相手の少年(19)の裁判員裁判で、東京地裁は7日、懲役4年以上7年以下(求刑懲役5年以上10年以下)の不定期刑の判決を言い渡した。

 鈴木巧裁判長は判決理由で、妊娠したと伝えた女子生徒から「(少年が周囲から)怒られるのを見るのは耐えられないので、死にたい」と殺害を頼まれたと指摘。「殺害を回避する手段は、いくつもあった。命の重さを軽視しており、強い非難に値する」と述べた。


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