2018年9月7日 17:29 | 無料公開
稽古を終え、タクシーに乗り込む横綱稀勢の里=7日午後、東京都江戸川区
大相撲秋場所(9日初日・両国国技館)で8場所連続休場からの復活を期す横綱稀勢の里は7日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋で報道陣に非公開で朝稽古をした。部屋から引き揚げる際、稀勢の里が乗り込むタクシーに近づかないよう付け人が報道陣に指示するなど、緊張感が漂ってきた。
進退を懸ける場所で波に乗るためには、序盤戦の出来が鍵となりそうだ。2日目までの対戦相手も決まり、初日は過去15勝1敗の平幕の勢、2日目は1勝2敗の小結貴景勝の挑戦を受ける。師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は「序盤が大事。後半になれば力を出すタイプなので」と見通しを示した。