米、対中関税22兆円手続き終了 大統領は強硬姿勢崩さず

 【ワシントン共同】トランプ米政権は6日、年2千億ドル(約22兆2千億円)相当の中国からの輸入品に追加関税25%を課す第3弾制裁の発動に向けた手続きを終えた。農水産物や服飾品など消費者向けの品目が多く、製品価格の値上がりを懸念する声は根強いが、トランプ米大統領は強硬姿勢を崩していない。

 米通商代表部(USTR)が産業界の見解や追加関税の影響などを精査し、トランプ氏が最終判断を下す。

 米政権は、中国が米先端技術を強制的に移転させるなど不当に入手して知的財産権を侵害していると主張している。


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