2018年9月7日 09:53 | 無料公開
6日、国連本部で開かれた核実験の禁止を訴える国連総会の会合。講演しているのはCTBT機構準備委員会のゼルボ事務局長=ニューヨーク(共同)
【ニューヨーク共同】核実験の禁止を訴える国連総会の会合が6日、国連本部で開かれ、8月に現職として初めて「長崎原爆の日」の式典に参列したグテレス事務総長や各国代表らが、核兵器のない世界を実現させるため包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効が必要だと訴えた。
CTBT機構準備委員会のゼルボ事務局長が基調講演し「主体や場所、時期を問わず、核実験を全面的に禁止するのが私たちの目標だ」と強調。発効のために批准が必要な中国、北朝鮮、米国など8カ国を名指しして「これらの国々には道徳的な義務がある」と述べ、批准を強く促した。