日商会頭「何らかのルール必要」 就活問題で

記者団の取材に応じる日本商工会議所の三村明夫会頭=6日、福島県いわき市

 日本商工会議所の三村明夫会頭は6日、経団連の中西宏明会長が就職活動ルールを廃止する意向を示したことに関し「何らかのルールは必要」と述べ反対の考えを示した。福島県いわき市で記者団の取材に語った。経済同友会の小林喜光代表幹事は4日の記者会見で廃止に理解を示しており、経済界の間でもスタンスが分かれる格好となった。

 三村氏は、会社説明会や面接などの解禁時期について一定のルールがないと「就活の時期が際限なく早まってしまう」と指摘。活動の早期化は学業に支障が出ることに加え、日商に加盟している中小企業の採用活動にも影響が出かねないと懸念を示した。


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