2018年9月6日 19:10 | 無料公開
横浜市内で記者会見する日銀の片岡剛士審議委員=6日午後
日銀の片岡剛士審議委員は6日、横浜市内で記者会見し、金融政策によって起こる金融市場のリスクに関して「最大のリスクはデフレの長期化に尽きる」と述べた。大規模金融緩和の副作用に配慮するのではなく、デフレ脱却を優先し、追加緩和を行うべきだとの考えを強調した。
市場では、大規模緩和の副作用として、金融機関の収益悪化や市場機能の低下が指摘されている。片岡氏は「私自身は特段の副作用は起こっているとは見ていない」と述べた。