不祥事防止策など検討 スポーツ庁PT稼働、監督強化へ

 スポーツ庁の鈴木大地長官は6日の記者会見で、スポーツ界で相次ぐ不祥事の防止策や国の監督強化の仕組みなどを検討する庁内プロジェクトチーム(PT)を本格稼働させることを発表した。同庁のスポーツ総括官や課長らで構成。月2回程度、会合を開き、年内にも方向性をまとめる。

 PTは6月に設置し、これまで2回の開催にとどまっていた。鈴木長官は日本オリンピック委員会(JOC)や競技団体が問題を十分に解決できていない現状を指摘し、「競技団体の自主性は尊重されるべきだが、われわれの関与が限定的で歯がゆい部分もある」と述べ、あらためて国の関与の必要性を訴えた。


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