泊原発で外部電源使えず 使用済み燃料は冷却継続

北海道電力泊原発=北海道泊村

 6日午前に北海道で発生した地震で、震度2を観測した泊村にある北海道電力泊原発は、外部電源が喪失した。同原発は現在停止中で、1〜3号機の原子炉に核燃料は入っていないが、発電ができないため、非常用発電機を起動して、使用済み燃料計1527体を貯蔵中のプールの冷却を続けた。原子力規制庁によると、原発敷地内や周辺の放射線量に異常はないという。

 規制庁によると、外部電源が使えなくなったのは北海道各地で発生した停電が影響したとみられる。

 北海道電は6日午前6時すぎ、外部電源の一部を復旧させたが、15分ほどで再び停止した。復旧の見通しは立っていない。


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