米加、対立解消へ協議再開 NAFTA、予断許さず

 【ワシントン共同】米国とカナダは5日、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉を巡る協議を再開した。米側が市場開放を求める農産物分野や、加盟国間の紛争解決制度での対立を解消できるかが焦点だ。

 ロイター通信によるとカナダのトルドー首相は4日、紛争解決制度の存続などを主張し、安易に妥協しない姿勢を強調した。NAFTAは加盟国による反ダンピング(不当廉売)課税に対し、審査を求める紛争解決手続きを規定している。自国の決定を優先したい米国は規定の廃止を目指しており、メキシコとの協議では廃止で合意した。


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